短編集 一区間のラブストーリー
第4章 短編その四
水を汲む作業を何往復かすると、
じっとりと汗ばみ
外気の寒さを忘れることが出来た。
しかし、それもつかの間で、
しばらくすると汗が冷えて
猛烈な寒さがやってきた。
衣服を纏っていないというのは、
こんなに寒いものなのか‥‥
体は疲れ果てて眠いのに眠れない‥‥
「寒いんだろ?抱き合う?
少しは暖かくなるよ」
ガキの提案に私は喜んで少年を抱きしめた。
「女…あんた…いい匂いがする」
私の胸に顔を埋め、
ガキはうっとりとした声でそう言った。
ガキのかわいいおちんちんが一人前に勃起し、
温もりを求めてピクピクと私の下腹部をノックしていた。
『まあ…小さくてもちゃんと勃起するのね』
少年を抱いていると
暖かくてとてもいい気持ちでした。
「女…まだ、起きているか?」
ガキが私の胸の谷間から顔をのぞかせて
上目づかいで話しかけてきた。
「ん?起きてるよ~」
なんだか少年がかわいくて
思わずやさしい口調で答えてあげた。
「女、乳…吸っていいか?」
「え?え~~~?
なに言ってんのよぉ~」
お互いの素性さえ知らない間柄だというのに
胸を吸わせろだって?
ほんとにマセたガキだわ。
「俺、ずっとここに一人で…
チンポコがこんなになっちゃったのも初めてで…
で、わけがわかんないんだけど、
すごく女の乳が吸いたくなっちゃったんだ」
え?ということは
私に抱きしめられて
男の本能が目を覚ましちゃったの?