短編集 一区間のラブストーリー
第4章 短編その四
ココの事も詳しく聞き出したいし、
機嫌を損なわれても困るし、
おっぱいぐらいならと
吸わせてあげることにした。
「いいのか?じゃあ、吸うぞ!」
そう言うなり、小さな口を
タコのようにして私の乳首に吸い付いた。
チュウチュウチュウ…
まるで赤子が乳を飲むように、
大人の男のような卑猥さでなく、
純真に母を求める子供のように…
「女、お前のおっぱいすげえ柔らけえな」
ガキはもう一方の乳房に手をのばし、
グニグニと揉みはじめた。
あああん…ダメよ~
オッパイを吸うだけよ…
そんな、乳房を揉まれたら…感じちゃう…
「ね、こんなことしたことある?」
何を思ってしまったのか、
私はガキの頬を両手で挟みこんで
さっきまで乳首をしゃぶっていた小さな口に
自分の唇を重ねた。
「う、うごっ…」
ガキは驚いたように顔を逸らした。
「お、女!!!なにをする!」
唇を手の甲でゴシゴシと擦り、
私を非難した。
あら、男と女ってのは、
こうして唇を重ね合うのよ。
そう教えてあげると
「ほんとかあ?ほんとなのか?」と
半信半疑の声をあげた。
「さっき、キスしたとき、
気持ちよくなかった?」
そう言われたら、
ちょっと気持ちよかったとガキは言った。
でしょう?さあ、もう1回しようね?
そう言ってあげると
今度はガキの方から私の唇に吸い付きにきた。
少し長めのキスをして、
頃合を見計らって舌を入れてみた。
「ううう…
ちょっとイヤがる素振りを見せたが、
小さな口の中で自ら舌を絡ませてきた。