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短編集 一区間のラブストーリー

第6章 短編その六


「先生のおかげで
娘の成績もかなりアップしましたわ」

「いえいえ、僕はコツを教えてるだけで、
娘さんは基礎ができてるので
飲み込みが早いんですよ」

そんな他愛もない会話をしていました。


少し会話が途切れたころ、
彼がおもむろに
「娘さん、お母さん似なんですね、
目元がそっくりだ」と言いました。

「こんなおばちゃんに似ていると言われたら、あの子イヤがるでしょうね」

「奥さんはおばちゃんではないですよ。
チャーミングだし、街を歩けば声をかけられたりもするんでしょ?」

「いやだわ…チャーミングだなんて…
こんな姥桜に誰も声なんてかけてこないわよ」

「ほんとに?
僕なら絶対に声をかけて
デートを申し込みますけどねえ」

お世辞でもチャーミングと言われて、
私ったら思わず頬を染めてしまいました。

おまけにデートしたいだなんて…


「あら…じゃあ、デートに誘っていただこうかしら、
キスまでなら許しちゃうわ」

冗談交じりの口調で返答すると


「マジで奥さん…キスしたいです…」

そう言うなり彼は私の横に密着して座り、
あっという間に唇を奪ったのです。

まさか冗談を本気にするとは思ってもいなかったので
私は驚いて彼を跳ね飛ばす事も出来ず、
なすがままに身をゆだねてしまったのです。


全てを受け入れてもらえると思った彼の行動は
ますますエスカレートしてゆきました。

着衣の上から胸を揉み、
スカートをたくし上げてショーツの上からクリトリスを擦り上げました。

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