短編集 一区間のラブストーリー
第8章 短編その八
「やめてください!訴えます!!」
力の限り桜井を突き飛ばし、
シーツでキスされた唇を拭っていると
「いいのかなあ…
昨夜の痴態はバッチリ録画させてもらってあるんだ
これがネットに出回っても知らないぞ」
桜井はテーブルの上に置いてあったスマホの録画再生をタップした。
令子の顔がアップで映し出され、
そのまま画像は下半身に向かってゆき
大股開きの股間をクローズアップした。
自分でも見たことがないアソコが映し出され、
次の瞬間、桜井の顔が近づきアソコを舐め始めた。
令子は脱力してしまい、呆然としてしまった。
「悪いようにはしないよ。
これからも月に2,3度でいいんだ
こうしていい事をしてくれりゃあ、この画像が世に出回ることがないんだからさ」
桜井は力が抜けてグッタリしている令子の体の上に乗ってきて脚を開かせた。
勃起してもさほど大きくないおちんちんを濡れてもいないアソコに突き立てた。
アソコがヒリヒリする。
思わず顔をしかめた令子の表情を見て桜井はニヤリとしながら
「そうかい、そうかい、そんなに気持ちいいのかい」と喜んでがむしゃらに腰を振り始めた
頭髪の薄い男は絶倫と言われているが
どうやら桜井は当てはまらないようで数分で「逝くぞ」と宣言した。
桜井はペニスを抜かずにそのまま射精した。
「部長!中に出したんですか!?」
「ああ、昨夜から何発も中に出してるんだ。
今さら別にいいだろう?
なあに、妊娠したら堕ろせばいい。
費用は出してやる」
孕んだにしても、こんなゲス野郎の子など産むつもりなど毛頭もなかった。