短編集 一区間のラブストーリー
第11章 短編その十一
早いピストンも気持ちいいけど、
ゆっくりとしたピストンは
少しずつ官能を大きくしてくれた。
「あああ…いやいやん…
あああん…気持ちいい」
「さあ、どんどん気持ちよくなっていくぞ」
そう言うと抽挿の速度を徐々に増してきた。
「ああん…だめ!!!…逝っちゃう!!」
恵美子も男の動きに合わせて
腰を振りはじめていた。
「おおお!!それいいよ。
すっごい気持ちいいよ」
もっと気持ちよくなろう…
そう言って男は恵美子の右足を抱え上げた。
パン!パン!パン!
尻肉を男の腰が打ち付ける音が響く。
ワレメからはグチョ、グチョ、グチョと
いやらしい音と共にいやらしいお汁がポタポタとおちんちんを伝い、雫が床に垂れ落ちた。
「すごい!!こんなの初めて!!
気持ちいい!!! 逝きそう…ねえ逝かせて」
「まだだ!まだ逝くな!!!」
男は後ろから恵美子を突き刺したまま
自らの腰をソファに落とした。
自然と背面座位の体位へと移行した。
「自分で動いてごらん」
そう言われて
はじめは腰を回すだけの控えめな動きだったが
次第に激しさを増して腰を上下に振り出した。
腰を落とすと、ソファのクッションがバウンドして上に跳ね上げられる
そのバウンドを利用して腰をグッと持ち上げた
けっこう腰をあげても長い男のモノは抜けないので、おもいっきり腰を上下に振ることができた。