
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
皇輝さんは花鋏をチラッと見ると――――…少し笑って…「鋏には悪いが…一生このままかもな…」と、呟いた。
自分は――――店の生け花を気ままに生けるだけで…華道の世界には関わらない――――って、言っていたから…
本当に花鋏は焼け焦げたままかもしれない…。
「さて、手首を出して…繋いじゃおう!」
皇輝さんは私と自分の手首をピンクのリボンで繋ぐと…手も繋――――布団に横になった。
私も――――続くように横になる。
何度か、こうやって一緒に夢に入ったことがあるが…
上手くさっきの夢に入ることが出来るだろうか…?
不安である。
