
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
深呼吸をして――――私たちは目を閉じた…。
数分後…
皇輝さんの寝息が聞こえた。
しかし、私は目を閉じても眠気は来なかった…。
わざわざ…ここまでしてくれたのに――――と、私は手首のピンクのリボンを見つめる。
自由自在に夢に入ることが出来ればいいのに…。
そう思いながら…私は瞳を閉じた…。
結局――――…深い眠りは訪れず…
カーテンの隙間から朝日が上るのを見ることとなった。
今までにない…不思議な夢だったから…
もう一度…見たかった。
もしかしたら――――…
人の死に直面しない、穏やかな夢がこれから見ることが出来るかもしれないのだ!
