
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
幼いときから…ランダムに見せられる――――事故…事件…は、もう見たくない。
人の狼狽える姿に…飛び散る血…
殺人の場合は――――被害者と加害者の醜い顔に吐き気がした。
恨みをぶつける――――その言葉が…自分に向けられているみたいで…辛かった…
人の死に――――…慣れて…当たり前になった自分も怖かった。
だがら…皇輝さんに出会えて…
私がどれだけ救われたか…。
「皇輝さん――――…おはよう…ございます…。ごめんなさい…私…寝られなくて…」
隣で寝ている皇輝さんに…謝りながら…身を寄せる。
――――暖かい…
皇輝さんは大きくて…安心する。
皇輝さんは暖かくて――――…ホッとする。
このまま…この温もりに包まれて…眠りたい。
