
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
「ん――――…う~ん、おはよう…未來ちゃん…あれ――――…眠れなかった…?」
声をかけたことで…眠りから抜け出した皇輝さんが私を抱きしめ挨拶をする。
「///あっ…うん…」
私を抱きしめ頭を撫でる皇輝さんの行動にドキドキしてしまう!
「ん――――…そっかぁ…今何時?」
「まだ、起きる時間じゃないけど…」
「あ~…なら、二度寝――――しよぉかぁ?」
瞼を閉じたまま――――皇輝さんは私を抱きしめ…布団を引っ張り包む。
「へへへ――――二度寝って…気持ちいいんだよね…」
そう言うと、私の頭に顔をつけ…寝息を立てる。
「二度寝――――…か…」
私もつられて目を閉じた。
――――と、次の瞬間…
私たちは…今にも崩れそうな…家の前に立っていた。
(――――ここ…どこ?)
隣を見ると、驚いた顔でキョロキョロと辺りを見渡す皇輝さんが…私の手を握り一緒に立っていた。
――――夢に…入った…?
と、思ったが…私が見たゴミに囲まれた夢の中じゃないとこは…分かった。
