
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
「なら――――…軽い事故なのかもね」
笑いながら私の頭を撫でる皇輝さんの手が暖かい。
と――――…また、一台の消防車が通りすぎた!
なんか…胸の辺りがゾワッとした…
「皇輝さん……なんか――――嫌な予感がする…」
「え――――…?」
すると、皇輝さんの顔色が変わった!
「もしかして――――ゴミ屋敷の崩壊…今日なのかも!」
と、言った瞬間!
皇輝さんは消防車の後を猛スピードで走り着いていった!
「あっ!皇輝さん!」
私も――――と、走り出したが…五年間引きこもりだった私に…そんな体力はなく…
米粒になっていく皇輝さんを…結局見失ってしまった…。
