
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
「守衛さん――――…宮さんは…いつ家の中に入ったんですか?何を取りに言ったんですか!」
「うっ、ぅ…うっ……なに…――――って、別れた…お…奥さんと子供が写った…写真です……。
家が傾いてて――――危ないからって…一旦外に出たのに……宮さんは」
守衛さんの話だと――――別れた奥さんと子供の写真を取りに傾き始めた家に入ったみたいだ…
「玄関からは入られないから……って、その横のゴミを登って…天窓から入るって――――さっき…」
――――天窓?――――さっき?
私は――――崩壊した一階の玄関から捜索しようとしている皇輝さんに叫ぶ!
「玄関じゃない!天窓です――――!上にいるかも!」
もし、私の最初の夢が関係しているなら…
宮さんは――――圧死だ…。
ゴミの中に閉じ込められ…押し潰され…死んだ…。
その、夢だとしたら――――…やっぱり…私の夢は100%…人の死と繋がっている…。
