
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
「早く――――…宮さんは…屋根の重さで…圧死――――してしまう!」
天窓からゴミでぎゅうぎゅう詰めの家の中に侵入したのだ…屋根の崩壊で…身動きがとれていないだろう――――…
今は、一階の柱が重さで倒れる…天窓近くまでゴミが押し上げられている!
「天窓!?――――あった!ここ――――!おい!ここをぶち抜くぞ!」
消防士なのか…レスキュー隊なのか…それとも、頭に血が登った皇輝さんの声なのか判断がつかないが…
天窓に到着した人々は――――…人の力と…科学の力を使って…隙間めがけてこじ開けた!
「――――いた!宮さん!大丈夫ですか!生きてますか!」
――――生きてますかって…
この質問をするのは…たぶんたが…皇輝さんだろう…
皇輝さんは…屈強な消防士やレスキュー隊に混ざり…ゴミ屋敷の家主を担ぎ上げ――――…帰還した!
「宮――――さぁぁぁぁぁぁぁぁ!!んんんん!!!」
ぐったりと意識のない状態の宮さんだったが、かろうじて息も脈もあり――――死んではいなかった…
案の定、早急に宮さんは救急車に乗せられ――――応急処置の後…運ばれていった!
――――その手には…しっかりと…写真立てが握られていた…。
