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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第2章 寝ても覚めても


俺がお世話になっている…この家は、未來ちゃんのおばあちゃん月子(つきこ)さんの家である。


が、月子さんはホテルの一角に店を出してほしいとオーナーからのラブコールに「ホテルの一室を自宅がわりに使わせてくれたら出す」と言う条件で出展している。


そこそこ良い部屋をプレゼントされた月子さんは以来ホテルに寝泊まりしながらお店を経営している。


で、ここ家を出たので――――娘である美希さんと夫である岳さんが家主となり…未來ちゃんと俺の世話をしてくれている…。


――――いや、俺は…マジで居候なので…家事手伝いはしてるがな!



で、その美希さんと岳さんは飲み屋街の一角に夜だけオープンする花屋を経営している。


夜の店を中心とした発注を主に請け負い、クラブやキャバクラなどの店の内装花の依頼も受けている。


岳さんの見た目が――――ガッツリホスト寄りなので…夜の街を花束持って配達していると、岳さんのお店はどこか、指名は出来るのか――――と、聞かれる事も多いそうだ。


ぶっちゃけ…初対面の時に――――俺も岳さんは夜の臭いがする…と、思ったものだ。




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