
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第2章 寝ても覚めても
若干…謎に包まれている岳さんだが…
せっかちで思い込みの激しい美希さんとどういう出会いをし、結婚にいたったのか…めちゃくちゃ気になる――――…
(聞くな――――な?)
と、なれそめが気になるが…岳さんの笑顔が魔王っぽい圧でビビって聞けない…。
この人は…怒らせてはいけない…
と、俺の本能が言っている――――…
時々…口からポロっと出る…SM関連のワードの意味は分からないが…背筋がゾワッとして怖いのだ!
元、大学ボクシングNo.1の俺でも…岳さんの笑顔は…マジで怖いのだ!
「今日のだし巻き玉子も最高だ!昔から器用だとは思っていたが――――流石、岳!亀甲縛りも鮮やかだったが、このだし巻き玉子のまとめ方も絶品だ!ハハハハハハ!」
「三井――――黙って食べなさい」
――――…亀甲縛り…?
ハッ!岳さんが魔王の微笑みで俺を見ている…
(忘れなさい――――)
と、目で…俺を脅迫している…。
俺は、まばたきをせずに…ゆっくりうなずいた……。
