テキストサイズ

🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第6章 思わぬ阻止と数字


「ほほぅ――――今日の入り口は豪華だねぇ」



「いらっしゃいませ――――」



店が開店するやいなや、俺の生けた花は好評だった。


基本しか習ってない俺だが――――この、立体的なアッシメトリーの技法は…じいちゃんからコッソリ教わったことがあった。


基本、シンメトリーを基準にする我が家の流派たが…じいちゃんはアッシメトリーの3D技法を取り入れようと悪戦苦闘していた。


今では、シンメトリーの中に隠れたアッシメトリーで立体的に生ける技法がじいちゃんの代名詞となったが――――…基本はこれが原型だ。


「迫力があるなぁ…ついつい見いってしまう」


帝王ホテルの常連客は…ぶっちゃけ金持ちが多い――――なので、花とか書、絵画に目が肥えている。


特に、常連の川島(かわしま)さんは、月子さんの親子丼のファンで――――絶対に金持ちだ!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ