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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第6章 思わぬ阻止と数字


「素人の生け花って言うけど――――これは…“松原 木蓮(まつばら もくれん)”先生の初期の作品を彷彿とさせる…ん~見事」


――――おおお…やべぇ…じいちゃんのこと知ってる人だったよ!


しかも、じいちゃんの作品を何度も見てる可能性がある……


俺は、厨房で出ていかないようにひっそりと息を潜めることにした。


「まっ、我々は食事処ですから――――生け花より…味で勝負ですわ」


話が、変な方向へ向かいそうだったのを月子さんが反らしてくれた。


「お、そうだな――――月子さん秘伝のレシピで再現された親子丼を頼むよ」


常連の川島さんは、親子丼を食べて上機嫌で帰っていった。


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