
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第6章 思わぬ阻止と数字
俺たちは病院の近くの喫茶店に入った。
ダンディ水野と俺はコーヒーを、未來ちゃんはミルクティーを頼んだ。
――――ミルクティーを頼む未來ちゃんが可愛くてたまらん!
黒髪ロング前髪パッツンの未來ちゃん…
マジで俺の理想の女性………もう、ダンディ水野…帰ってくれないかな?
「皇輝さん…分かったって…」
俺の少し不貞腐れた態度が気になったのか未來ちゃんが切り出した。
「あっ、あ~……あの数字の書いてある紙…ほら、オッサンから受け取ったメモ紙……あれは――――“貸金庫の番号”だ」
ダンディ水野がポケットから取り出したメモ紙をトントンとつつき俺は告げた。
「貸金庫の…番号?どこの!」
「そこまでは……、借りている番号と暗証番号…とか?」
俺たちはメモ紙を覗きこみ「ん~」と、考える。
「あの…宮さんが――――貸金庫を所有していたなんて…知りませんでした…」
「意外ですよね?――――あの人が…」
確かに――――ゴミ屋敷で普通に暮らせる人間が…几帳面にも何かを貸金庫へ預けている…ってことだ…。
