
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第2章 寝ても覚めても
「確かに…あの橋は一種の度胸試しのように使われる場所だね?
お酒を飲んで飛び込む若者達が多くて一時期飛び込み禁止ってなったとか…」
岳さんはスマホでその橋を検索すると、画像を見せてくれた。
「うわ…〇〇橋で検索すると――――飛び込む画像がどんどん出てくる」
三井も懐かしそうに見ていたが――――…
「この職業になってからは――――流石に注意する側になったが…時々、運ばれてくる若い社会人やホストはチラホラいるからな」
今でも、時々――――飛び込む人がいるらしい。
「じゃぁ、ここ数日…こっちまでパトロール出来るか?未來ちゃんの夢の感じだと――――どっかのスポーツ競技がその日にあるっぽいって…」
“あるっぽい”と言う曖昧な言葉に三井も岳さんも不思議な顔をする。
「あるっぽいって…なんだ?少年よ…サッカーか?野球か?…近いうちに何かあったか?」
