
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第7章 私も――――真面目な社員
その後――――案の定、あの親子は北海道で捕まった。
貸金庫に入りたいと騒いだあげく…
待機していた警察に取り押さえられた――――…
運が悪いことに、連行中に病院で意識不明だったゴミ屋敷の父親が目を覚まし――――…二人の反抗を訴えたのだ。
元妻の計画は――――…ことごとく潰され…
ゴミ屋敷の父親が生きていようが死んでいようが…彼女たちの手元には一円も財産は入ってこない結果に――――絶望したと言う。
唯一、相続の可能性があった娘すら――――…今回の殺人未遂に関わっていたために…
相続権は剥奪された。
ゴミ屋敷の父親は後遺症で車椅子生活となったが――――…
相続人として推薦した“水野 翔(みずの かける)”と言う…初老のイケオジに全てを託し――――一緒に北海道に移住する事をきめたらしい。
二人の趣味であるキャンプを満喫するために――――…
持っていた土地の一部を使ってキャンプ場の経営するそうだ。
一からキャンプ場を作るって――――いったい…いくらかかるんだか…。
