🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第8章 偽物の本気
「この…夢?」
私はニュースを見ながら頷いた。
「――――へ?なんか…今までと…違く…ないっすか?」
皇輝さんの言葉に私は再び頷いた。
「えっと…え?――――いや…え~~…」
「だよね……そんな反応になるよね?」
実際…私も、何がなんだかわからないのだ。
「士郎って……人が――――…男性の首を切りつけて…父親の仇をとった……?そんな…夢だった」
「父親の――――?えっと…他…詳しく何か覚えてる?」
私は夢の状況を思い出そうと斜め上に視線を向ける。
「え――――…と、あ…殺された男性の息子が…イケメンだった」
――――あ…
斜め上に向けた視線を皇輝さんに向けると…
彼は微妙な顔をしていた。
「未來ちゃん……真面目に…」
――――真面目なんたけどなぁ…