🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第8章 偽物の本気
結局――――なんでそんな夢を見たのか…わからないまま…
私たちはお店に向かった。
「――――皇輝さん…機嫌悪いですか?」
「悪くないです」
――――多分…悪い。
あの時…被害者の息子がイケメンだった…と、答えるべきではなかったらしい…。
別に…客観的に見てイケメンだとおもったのだから…いいじゃん。
と、思うのだが――――なんか…皇輝さんがいじけて…不機嫌なのは…見てて――――///可愛いと思ってしまう…。
「――――今晩…寝るとき…手――――繋いで寝ませんか?」
私は、ズンズン先に進む皇輝さんの背中にそう問いかける。
――――と、先に歩いていた皇輝さんの動きがピタリと止まった。
「なっ、なんで……?そ、そんな事で!き、機嫌とろう~ったって…///騙されないぞ!」