🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第8章 偽物の本気
最近入った守衛さんの横を通って、スタッフルームへと向かう。
そこから、更衣室に別れ…仕事着へと着替え――――…
おばあちゃんの和食屋へと各々向かう。
和食屋と言うだけあって…私は和服テイストのユニフォームだ…エプロンも和の感じで私はお気に入りだ。
皇輝さんは厨房に立つので白い料理人風の和のユニフォーム。
時には和服に前掛けといった男らしい装いとなるも…気分で変えているみたいである。
今日はどっちかなぁ~♪
と、足取りも軽くおばあちゃんの店に入ると…何故かバタバタしていた…。
「――――おはよう…ん?どうしたの?」
「あっ、未來!おはよう――――ちょっと、このニュースみた?これ!もう~ビックリしちゃって!」
おばあちゃんがあたふたしながら、店に飾られていた絵画を指差す。
「――――絵…?が、どうしたの?」
「これ…偽物なんだって!!」
――――偽物?
私がここで働く前から飾られていた絵画だが…偽物だったらしい…。
って、まさか…
ここに飾ってある絵画は、おばあちゃんの彼氏である帝王ホテルのオーナーがオープンの時にプレゼントしてくれたもので…
あの、オーナーが偽物を掴まされるなんて…有りうるのだろうか?