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「残り――――２作品かぁ～…集まるかな？」



「どんどん値を吊り上げる奴もいたって言うし…下がる前に出すとは思うけど……意外と皆――――薄情よね？」


おばあちゃんがニュースを見ながらため息をついた。


「――――おばあちゃんあの絵、気に入ってたからね…」

この店の雰囲気に合っていて私も好きだった。


しかし、贋作…って言われて…変な色眼鏡で見ていたのは事実…



「返して良かったわ――――…お食事に来たのに…なんともソワソワした感じのお客様が増えたから…」



「贋作だ…」「あれが偽物！？」「間近で見られてラッキー！」


など、店の客層がミーハーな人たちの出入りでワチャワチャゃわちゃしていた。