🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
私は、ボートの人たちがボンベを咥え――――海に入っていくのを眺める。
海洋保安庁…だっけ?
海の警察――――…なのかな?私は学の無い自分の頭をポンポンと叩き…様子を見る。
しかし、2人の行方は…見つからぬまま――――…
クルーザーに太陽の光が当たる。
夜が明けた――――…
あの暗い海に沈んだ女性二人は見つからない。
(朋美――――…亜子(あこ)…)
捜索活動は…夜通し行われたが……
結局、二人は見つからなかった。
――――あ…
起きた――――――――…
目が覚め、いつもの天井の柄にホッとする。
寒い――――…
海にいた感覚が続いているのか…ブルルと震える。
足先が冷たい……
が、私は起き上がり枕元に置いているノートを引っ張りだし……夢の内容を書いていく。
覚えている限り――――ちゃんと。