🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
呆然と…男性が消えたベランダを眺める…。
(あ…部屋――――住所…)
歪んで聞こえる私のひとり言にテーブルで不快な気持ちになるが…
現実に戻される前に…ここの住所を確認しなくては!
私は踵を返すと――――部屋を見渡す。
手紙とかハガキとか…あれば――――。
と、綺麗に整えられた男性の住むマンションの居間は…
やけに物が少なく…生活感が感じられなかった。
夫婦の――――愛の巣?
では、ここはなかったのだと…嫌でも突きつけられる場所だった。
ふと、テーブル視線を向けるも――――…そこにはなにもない。
普通なら?私の感覚の普通だけど…リモコンだったり……何かしら一つは置いてあるのではないか?と、思ったのだ。
(ないか――――…電話?)
家電の近くに――――ごちゃごちゃ置いちゃうって美希さんが言っていた……
家電を引き出しを探すも…
見当たらない。
なにも収穫てきないのか?と、玄関まで行くと――――…
奥さん宛の手紙が…シューズボックスの上に何通か置かれていた。
(住所――――分かるかも!)