🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
急いで、住所を見る――――と、体が斜めに歪む感覚がする!
(ヤバい――――現実に戻る!)
早く場所だけでも!
と、急いで確認した住所は――――…レンタルDVD店から目と鼻の先にある…マンションだった。
(近い――――…)
あ――――……
歪む体に力を込めるものの――――…次の瞬間には私は夢から覚めていた。
「戻って…きた…」
布団の中で――――…天井を見つめていた。
そして…重い――――重い…体が…重い!
「重い――――し…苦しい!」
お腹の上に何か置かれている!?身動きが取れない!
なんだろう!?地震があって…何かが私の上に落ちてきた?
私の体が大惨事になっているかもしれないと覚悟しつつ……私は、腹の上の障害物を確認した!
――――――――は?
なんて…こったい……
災害でもなんでもなかった――――……
なんと、私のお腹の上に置かれていたのは……
皇輝さんの――――腕…だった。
なんと、酔っぱらって帰ってきた皇輝さんが――――私を抱きしめながら寝たのか?腕を私の腹に巻き付けた状態で寝ていたのだ!