テキストサイズ

🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第10章 共に永遠に――――…


ここまで来て…ど~しようと途方にくれていたら…


背を向けていたマンション入り口の自動ドアが開く音がした。


とっさに振り替えると――――…


ラッキーと言うべきか…心の準備ができていないからアンラッキーと言うべきか…


マンションに入ってきたのは…


事故に遭った――――…下川原 朋美(しもかわはら ともみ)の旦那で…


下川原 雅人(しもかわはら まさと)さんだった。



「あっ、あの――――!」


あまりにもとっさのことで…私も軽いパニックになったのだろう…私は男性に話しかけていた。


「――――はい…?」


いきなり話しかけられた男性は、戸惑った顔をみせた。


「あの……下川原さんですか?」


男性は名前を聞かれ警戒した。



「なんですか?――――警察…いや、マスコミの方ですか?」


警戒心むき出しで私を睨んだ男性は私をマスコミの人間だと決めつけあからさまに嫌な顔をする。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ