🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
「警察でもマスコミでもないです――――ただ…貴方と話がしたくて…」
「――――――――は?」
少し長い間があって…そのあと警戒と呆れの混ざった返事が返ってきた。
――――そうですよね?「は?」しか返し用がないですよね?
「何を…言ってるのか…分かってます?なんで――――私が貴方と…」
「夢を――――夢を見たんです…。奥さんとお友だちが海に沈んでいく夢を!それと――――…その後の事も…」
私は、荒唐無稽なことだとわかっていても――――…夢に見た奥さんの事を話した。
「は?――――なに?おちょくってるんですか!妻の転落が殺人だってあんたも言いたいのか!」
男性は私の言葉に腹を立てたのか――――怒鳴りだした!
「違います――――私はそんなこと思っていないです!」
男性は肩で息をしながら私を睨み付け――――…「どいつもこいつも!バカにしやがって!」と、拳を壁にぶつけた!