🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
「ごめんなさい――――…貴方と話がしたくて……奥さんと友達の事を…知ってもなお――――愛していると泣く貴方が…気になったんです」
私は、敵でも睨むかのように傷ついた拳を睨む男性にそう告げた。
すると、「なんで、貴女が妻の事を!?」と、驚いたように見る。
「だから……夢で――――見たんです…奥さんと友達がゆっくりと沈んでいく様を…」
「一緒に……沈んでいく……様?」
うなずくと……男性は一瞬で泣き顔になった。
「――――コーヒー…ご馳走しますよ…」
そう言うと、部屋の鍵を見せ――――私を自宅へと案内してくれた。
――――信じてもらえた…
私はホッと胸を撫で下ろした。