テキストサイズ

🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第10章 共に永遠に――――…


「これ――――俺の唯一の趣味…コーヒー…。
 妻は紅茶派だったから合わせようとしたんだけど…こればっかりは無理で…」



趣味まで合わない…


この夫婦は――――基本…すれ違ってばかりだったんだ。



「妻が――――亜子(あこ)と沈んでいく姿を見たって……、君は…霊感的なアレの人なのかい?」


「霊感的な――――アレの人?…いや…えっと…私もよくわからないんですけど…アレの人の分類になるのでしょうか?」


“アレの人”が何を指しているのか分からないが…それで通じるなら反論はしない方がいいと思った。


「――――私は…夢で見るんですが……海に沈んでいく彼女たちの姿を――――貴方を伝えた方がいいのかな?って…思って…」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ