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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第10章 共に永遠に――――…


「遺体と――――共に…戻ってくる?」


男性は目を見開き“戻ってくる”を繰り返す。



「妻が――――妻が…戻って……遺体が見つかるんですね!?ぁぁ…そうですか…やっと……やっと…」


遺体が見つからないことに疲れを感じていたのだろうか…


男性は安堵の表情を見せた――――が、「ブレスレット…も…一緒に…?」と、影をおとした。


「――――あ…あの――――大丈夫ですか?」



「あっ、はい――――えっと…はい……いや…大丈夫では…ないですね……」



男性はコーヒーを飲むと…深呼吸をした。


「ブレスレット……亜子が妻にプレゼントしたものです……」



何も知らなければ――――妻が親友からもらった装飾品…ってだけである。


が、男性は知っていた――――妻と友人である亜子さんとの…関係を。


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