🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
「私の目には――――貴方は本当に奥さんを愛しているようでした。
多分――――…亜子さんとそう言う関係になっている奥さんでも…貴方はひたすら愛していたと思います」
私は、夢で見たときの男性の姿を思いだし――――…そう、告げた。
男性の気持ちが――――…奥さんから…離れ始めていたとしても…
私には…
そう、見えなかったから。
「――――ええ…愛しています。今だって…朋美が俺と結婚して後悔していることだって知っていたけど…手放せなかった!俺のわがままで続いている結婚生活だってことも…理解しています!でも――――…」
男性は握った珈琲カップを再び力強く握る。
「俺は――――俺の人生は…朋美しか…いなかったから」
すると――――男性は大粒の涙を流し…泣き出した。
奥さんの遺体は男性の元へ帰ってくる…
しかし、奥さんの魂は…
海の底で――――亜子さんと共に…天に渡った。
空っぽな遺体を見て――――男性は…
ベランダから身を投げるが…。
私はその事を――――…男性に告げれべきか悩む。