🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第11章 囁く計画
そんなある日の夜――――…
母親は娘を連れて教団建物へ向かう。
嫌な予感がする娘は行くのを渋ったが…
今月――――希望のお布施金が準備出来なかった娘は…母親にも教団にも後ろめたい気持ちがあった。
自分のバイト代だが…学校の支払いや部活の道具の購入で今月はお布施が少なかった。
「理由を言って――――来月、頑張ると言えば許してもらえますよ。大丈夫――――教祖様は世界一お優しい方ですから」
母親の説得で、謝罪と今後の意気込みを伝えるだけだと…建物へ入っていった。
だが――――…
それが大きな間違った。
娘は…母親と同じく――――…【欲の浄化】を強いられた。
泣き叫び……無理やり脱がされていく事に怒りと、悔しみを露にしたが…
「大丈夫よ!その不の感情すら教祖様が救ってくださるから!内側から浄化してくれるのよ!貴方は選ばれたのよ!幸運なことなのよ!」
母親は嫌がる娘が悪いのだと――――教祖に「この子に祝福を!」と…泣いて頼む。