
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第3章 歌姫の悪夢
女はLaLa(ララ)の遺体をそのままに――――ホテルの部屋から逃げるように出ていった!
(――――お…お母……さん……)
静かな部屋に――――…
絞り出すような…
でも、綺麗で――――悲しい声が響いた…
私は振り返り――――LaLa(ララ)を見下ろす…
コボッ――――と、口から血を吐くも…
LaLa(ララ)は……母親を呼んだ……
そして、それ以上は――――喋ることも息をすることもできず…
LaLa(ララ)は息を引き取った……
そこで――――私は、夢から弾き出された……
あの女はどうなったんだろう…
LaLa(ララ)を、私利私欲のために利用した…女。
私はゆっくりと目を開ける――――…
見慣れた天井にホッとする…。
「夢――――見たの?」
すると、横で一緒に寝ていた皇輝さんの声がした。
――――なんで気がついたんだろう…
