🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第12章 距離と溝
そんな下らないことを話していると、未來ちゃんが部屋から出てきた。
ボーッととしていて、眠そうだ。
手には、“夢ノート”が握られていて…
一応は寝たのかな?と、ホッとするも――――…“夢ノート”を書いたと言うことは…休むことの出来ない睡眠をしたのだろう。
「未來ちゃん――――おはよう…最近、眠れない?」
俺は、心配は心配になり定位置に座る未來ちゃんに訪ねた。
「あ――――…あ、ん?おはようございます。寝ましたよ?寝ましたけど……最近…また、夢を見る回数が増えた気がして…寝るのに抵抗が…」
「夢――――…ノート見ていい?」
未來ちゃんは頷くと――――…岳さんが並べ始めた朝食をボーッと見つめている。