
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第3章 歌姫の悪夢
「さぁ、もう一眠りだ――――…」
皇輝さんは私を布団の中に戻すと、少し距離を取る。
しかし、私は悪夢のこともあり…寝付けないでいた…
何度か寝返りをうつも――――…
目を瞑ると――――…LaLa(ララ)の眼球の飛び出した姿かわちらつき…寝られない。
「――――未來ちゃん…眠れないの?」
少し離れた場所で寝ていた皇輝さんがこちらを振り向き…私に声をかける。
「ごめんなさい…寝返り…うるさかった?」
「いや――――…未來ちゃんの寝返りは俺にはご褒美だよ」
――――いや、ご褒美じゃないし…
「また……変なこと言って…」
「未來ちゃんが許してくれるなら――――…アレ…する?」
