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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第13章 再び眠れない


私はベッドに背中からダイブすると――――そっと目を閉じた。


眠いけど…


きっと悪夢を見る――――。



私にはど~することも出来ない…



“死”が確定した…



悪夢を――――…



いっそう…“死”を愛せる思考になりたい。


ありとあらゆる“死”のパターンをエンターテイメントのように鑑賞し歓喜出来る思考が欲しかった。



「そんな思考は……人間じゃないか…」



自分で思って…あれたが――――…


そんな猟奇じみた思考の人間は…もはや人間じゃないのでは?


化け物だ――――…



“死”をおかずに飯を食う…化け物だ。





「そんな化け物なら……楽に生きられたかな?」



目を開けると…見慣れない天井の壁紙に見とれる。




「綺麗な――――天井」



皇輝さんと一緒に寝ている部屋の天井は板張りの…昔ながらの和風部屋だったから…別世界感が半端ない。



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