
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
そして、少しだが――――…
家に帰りたくなる。
「弱いなぁ……私…」
ベッドから起き上がり、ホテルの窓から外を眺める――――…
流石…帝王ホテル。
夜景が綺麗で――――――――泣きたくなる。
「夜景見てるだけでも……暇潰しになるかも」
帰りたいと思っていた気持ちがスッと奥に引っ込み…私はボーッと夜景を眺める。
何時間――――夜景を見ていたのか…徐々に夜景の光が少なくなってきたころ…
スマホにメールの受信が来ていた事に気がつく。
「――――皇輝さんかな?」
スマホを手に取り画面を開く誰からのメールかを確認する。
案の定――――皇輝さんだったが…二時間も前に受信していた…
「え――――…私…そんなに外見てた?」
