テキストサイズ

🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第13章 再び眠れない


こうなると、見たくなくても――――見てしまう…



目の前には大勢の白い服を着た人たちが…高級そうなグラスを手に――――…何かを飲み始めている。


そして、飲み干した人たちは――――『がぁぁぁぁ!いがぁぉぁ!』と、雄叫びをあげながら…


中央にいる白い…他の人とは違う少し立派な白い服の男性に手を伸ばし――――倒れていく。


中央の男性は――――『私も神のもとへ…』と、ひときわ立派なグラスを天にかざし震えて飲み干そうとしない人々を煽る。


『我々は――――選ばれたのです!神のお言葉が今…今…我々を迎え入れるとおっしゃるのです!ぁぁ…なんと幸運なことか――――私は…幸せです!』



『神に祈りを――――…“幸せの扉”は開かれた!神のもとへ!』



神に祈りを捧げなから…飲み干す液体は――――白い服の人々を床に崩れさせ…のたうち回わさせ…最後は中央の男性に手を伸ばし…動きを止める。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ