
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
コーヒーを飲み干し、席を立ち…一旦、川島さんに声をかけロビーをでる。
仕事中の川島さんは「またね、」と、手を振ってくれた。
お客さんも私たちのやり取りを見て頭を下げてくれた。
中学生ぐらいの少年と母親のお客様。
新しい家を探しているのか、一軒家からアパート、マンションまで色々な物件を見ていた。
少年は私の方をチラッと見てはうつむいた。
母親に似て――――“綺麗”な子だと…パッと見思った。
が、川島さんに礼をして私はその場をすぐに立ち去った。
まだ、夢を引きずっているのか…フラフラとするが――――ちゃんと自分の部屋にたどり着けた。
まだ、眠いが…
寝たら……別の夢を見てしまう。
寝たくない…
寝たくない――――…
寝たくない――――――――…
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私は――――…バカなのだろうか…
ど~見ても…
ここは…夢の中だ…
