
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
部屋に入り――――…私はベッドに座り…コテンと体を倒した…
のが、いけなかったのだ。
そりゃぁ…寝るよね…。
自分の学習のなさにガッカリしたものの…
結局――――夢の中に入ってしまったのだ…
見知らぬ人の死を見届けるしかないらしい。
『昨日の今日で……また、見るなんて最悪』
そう思いながらキョロキョロと辺りを見渡す。
綺麗な部屋である。
ふと、クルージング事故で関わったあの男性の部屋を思い出す。
が、その部屋より荷物がない。
――――引っ越し…前?
そんな漠然と頭をよぎる。
ロビーで川島さんが新しい物件を紹介していたから…それに意識を持っていかれたのだと自分で分かる。
