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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第13章 再び眠れない


『キャァァァァ!!!もしもし!もしもし――――人が!人が数人!!マンションの五階から落ちました!嘘でしょ!嘘でしょ!!誰か!早く――――救急車!ぁぁ!嘘でしょ?人が、人が落ちたぁぁぁ!』



警察に連絡していた人はパニックになりながらもそのまま…何があったか警察に声をあらげながら報告している。


助けに入ろうとしていた人たちは――――割れた窓ガラスから身をのりだし下を見下ろし――――『なんて…事だ』と、目をそらした。


そして、揉みくしゃの輪から弾き出された少年は部屋の真ん中で…『えっ…えっ?』と、目を見開き固まる。



少年は動けず――――…その場で『母さん?母さん?』と、呟いていた。



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