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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第13章 再び眠れない


目が覚めると――――…私はホテルのベッドに倒れるような態勢にハッとする。


「寝てた――――…うっ!」


起き上がった瞬間に込み上げる吐き気に慌てて口を手でふさぎトイレに駆け込んだ!


トイレに吐いた私はぐったりと便器にもたれ掛かり呼吸を整える。


「ハァハァ…最悪…」


立ちあがり――――…洗面所の鏡を見ると…青白く覇気のない私の姿があった。


「――――ゾンビ…みたい」


自分の顔を見て“ゾンビ”って思うのもどうかと思うけど…


ふと、時計を見ると深夜の3時間である…ゾンビが出てきても可笑しくない時間帯だが…ゾンビはないか……


やっと、馬鹿馬鹿しい事を考えられる思考に戻ってこれた…と、安堵するも…


歪んだ雑音はいまだに耳の奥を揺らしている。


「水――――…飲みたい」


洗面所を出てホテルの備え付けの冷蔵庫を見ると、何種類かのミネラルウォーターが準備されていて「さすが…一流ホテル」と、感心した。


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