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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第14章 女神の糸


「う――――…ぅ…黒羽……さん?」



「///藤橋…さん?」



ちょうど、目が覚めたのか――――…藤橋さんが私を見つめぽけ~っとしている。


疲れ、やつれた表情だが――――私をまっすぐ見つめ…名前をあの――――…可愛らしい唇から…発してくれる。



「はい――――…黒羽…です…」


「///な…何で――――ここに?」



状況が理解できず戸惑う藤橋さんに私は近づきベッドに腰をおろした。



「浴室で倒れていました――――…大丈夫ですか?」


「///あっはい…大丈夫です――――…どうやって…中に入ったんですか?」


そりゃぉ――――…気になるよね?



しかし、スペアキーがあるなんて言えない…



「頑張って……入りました」



こんな子供だましみたいな答えたが…



「そうですか――――…」


と、違和感のある答えにあえて触れない彼女の優しさに胸がキュンとなる。



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