
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第15章 彼女の消えた日
俺は葉書を持って――――居間にいたる美希さんと岳さんのもとへと向かった。
「美希さんの勘はやっぱりスゴいっす!」
俺は、未來ちゃんの絵はがきを居間のテーブルの真ん中に置いた。
すると、何も知らないはずなのに美希さんは「うぇ~」と、葉書を見るなり嫌な顔をした。
「どういう事?勘がスゴいって…」
それとは逆に岳さんは葉書を手に取り裏表確認する。
「その葉書の記憶を読んでみたんです……でも、葉書事態は無反応――――でも、その葉書に使われているボールペンのインクの記憶がちょっと見えた!」
「マジか――――…どんどん皇輝(こうき)の力…パワーアップしてないか?」
岳さんは使われているインクをなぞるが――――…岳さんにそんな力はないので撫でてるだけである。
