
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第15章 彼女の消えた日
「で――――!?もったいぶらなくていいから!早く!早く――――どんな記憶!?」
せっかちな美希さんが俺の発言を急かす!
「あっ、はい!――――このインクが見ていたのは…黒羽 葉(くろば よう)でした!」
「黒羽 葉――――…って、未來ちゃんの妹を復讐対象にした…あいつ?」
岳さんはその葉書をテーブルにバン!と怒りに任せて叩きつけた!
「――――くるみちゃんは…まだ…」
「はい…定期的に連絡が来ているみたいでしたが……最近では、報告書みたいな…味気ない内容となってたすっね…」
俺は最近来ていた父親からの…手紙の内容が、気持ちのこもっていない――――企業報告書みたいで…「こんなんでいいのか?」と、未來ちゃんに聞いた事があった。
「いいんだよ――――…内容は代わり映えしなくなってきたし…送られてくる期間も長くなってきてるから…
そのうち…三ヶ月に一回が半年に一回になり……一年に一回に――――…3年に一回って…なるんだろうなぁ~って、思ってる…」
って、言ってた――――…
