
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第16章 苦痛とまどろみ
手厚い生活サポートに感謝しつつも手配してくれたこのままでいいのかな?と、ふと、我に返る時もある。
「ん――――未來…顔色悪いけど…怖い夢でも見た?」
――――そう聞かれ…私は首肯く。
「そう――――…ノートに書く?」
「うん…」
すると、黒羽さんはベッドに移動式のテーブルとスタンド…ノートに鉛筆を移動させ目の前に差し出す。
「無理しないで――――思い出せる範囲でいいから…書き終わったら――――…キスしてあげるね」
「――――うん」
何の違和感もなく…私は返事をする。
もう、2週間…
夢をノートに書き写すと…
黒羽さんが私にご褒美のキスをくれる。
甘く――――柔らかい……
甘い――――…甘い…
癖になる…
キスを――――…。
