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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第18章 静かな憎悪が積もる…


「兄は――――幼い頃からスポーツが得意でしたので、そちらの道に進みました」


――――大学在学中にボクシングで怪我をし…大学も辞めたと聞いているが…


両親は兄の話をしたがらないので…詳しくは知らない…。


大学を辞めて――――数年になるが…帰ってくる気配もなく…両親も兄への援助を止めたのか…月1の小言が母から消えていた。



「そう――――スポーツの道に…幼い頃から元気いっぱいでしたものね……お兄様は///ほほほほ」



――――元気…いっぱいねぇ…


幼い頃、門下生をボコボコに殴って…両親を困らせたことがあった…


しかし、遠い華道協会の門下生にまで噂は広まっていたとは…人の口に門は建てられぬと言うが……幼い頃を何十年も言われ続けるのだと…思いしる。




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