
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第18章 静かな憎悪が積もる…
「若い――――…ですね…」
「ハハハハ!我々からしたら――――…天輝先生も彼と同じくらい若いですよ」
――――は?このジジイは何を言っているんだ…
若いの振り幅が広すぎる。
20代の俺と、ど~見てもまだ10代の少年とじゃ若さのベクトルが違うだろ!?
呆れていると、少年は後ろに30代ぐらいの女性を連れ――――…ジジイの隣に並んだ。
「先生――――ご紹介いたします。“自然エネルギー、幸せの扉”の教祖で――――…本明 光立(ほんみょう こうりつ)様です」
――――本明 光立(ほんみょう こうりつ)…
まだ、あどけない顔をしているが――――…15歳より…上に見えた。
「はじめまして――――本明です…」
少年は深々と頭を下げると、俺をまっすぐに見つめた。
すると、後ろに立っていた女性も俺にニッコリと微笑んだ。
――――ゾクッ…
不本意にも鳥畑がたった。
