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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第18章 静かな憎悪が積もる…


「アイツが家の事を話したこと無かったからなぁ…てっきり…。
 アイツは元気か?まったく……俺の対応が仇になった…気がしてなぁ…」



「そんなに強かった兄が…なんで……」


「聞いてないか?怪我だよ――――…日本代表選考会の予選でな…当たりどころが悪かった…ってやつだ…片目じゃ――――ボクシングは続けられないからな…」



――――怪我…



ん…片目?




「片目って……」


「右目を殴られてな…失明したんだよ…」




――――は?失明…右目が…見えない状態で…?え?



「中学からボクシング漬けの人生だったからな……それ以外の楽しみを…と、思ってボクシングをキッパリ諦めさせたんだ…残りの大学生活を満喫させるためにな……
 だけど――――…学費が打ち切られたって聞いたぜ?援助していた所がボクシング出来ないアイツに見切りをつけたんだな…学費以外は自分でバイトして生きていたらしいから…学費の打ちきりは死活問題だったんだな――――悪いことをしたよ…」





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